ヒリダスの余分ログ

よぶんこそじぶん。などと思ってみたり、みなかったり。

20170725 通勤時無差別羨ましい症候群

毎朝、暑い。
玄関を開けた瞬間、
もわっと立ちこめる熱気が
あっという間に体を包み込み、
がばっと一気にやる気をはぎ取る。


駅までの道すがら、散歩の犬とすれ違う。
いいなー、散歩ってことは帰れるもんなぁ。
きっとお家はクーラー効いてるだろうなぁ。


仲間同士で戯れる鳥を見つければ、
いいなー、木陰とか水たまりとか見つけて
適度に遊べていいなー。


家の前の草むしりに勤しむお爺さんを見れば、
いいなー、早くあの歳になって
草むしりたいなー。


と、こんな感じで
「通勤時無差別羨ましい症候群」
を毎朝発症してしまう。


犬だって、鳥だって、お爺さんだって、
おけらだって、アメンボだって、
何かしら苦労はあることだろう。


しかし
朝から不快指数が振り切れそうな私に
そこを考慮する余裕はない。


午前中ちょっとだけ外にいて、
午後には家でくつろぐ。
この永遠の憧れを抱きながら、
私は体から潮を吹き通勤している。
ブッシャー。


嗚呼、できることなら
携帯シャワーを持ち歩いて、
夏の間ずっと濡れていたい。
汗のベトベトを相殺したい。


「アイツいつもビショビショじゃん」
と社内で囁かれることは間違いないが、
そこはもう私を半魚人だと思っていただいて、
乾いたら死ぬ的な制約がある人種だということで
皆様に許容いただきたい次第であります。