ヒリダスの余分ログ

よぶんこそじぶん。などと思ってみたり、みなかったり。

20170726 祖父

今日は朝から
何故だか書けそうな気がしたので、
あまり書いたことのないことを書いてみる。
この日記は私にとって
挑戦と実験だから。


私の祖父の話。
ちなみに今はもういない。


じいちゃんはでかい。
昔野球をやっていたらしいけど、
よく知らない。


じいちゃんはへらへらしてる。
自分の子どもや孫にすぐちょっかいを出す。
無精髭をジョリジョリと
こすりつけられる被害者を何人も見たし、
おそらく私もやられたと思う。


じいちゃんは商売が下手だ。
お客さんに値引きしすぎて、
八百屋をつぶしたと
誰かが言っていた気がする。


倒れて入院というのを
何度か繰り返していた時期、
病院のベッドでじいちゃんが、
「三途の川の向こうで誰かが手招きしてたけど、
まだ死んでたまるかと思って戻ってきた」
と話していた。
本当か。はたまたギャグか。


お爺ちゃん子と呼べるほど
頻繁に会っていたわけではなく、
思い返せば返すほど、
ほとんどの記憶がおぼろげなものばかりだ。
歳をとってからはめっきり性格が丸くなり、
たまに顔を出すと
とても喜んでくれているようだった。
だけど、病床でのその話を聞いたとき、
この歳でもまだ死んでたまるかと思うのかと、
とても格好良く思った。



ナオミキャンベルが
よくテレビに出ているからと、
その頃飼い始めた犬に
「ナオミ」と名付けたじいちゃん。


顔を出す度に、
「蕎麦喰うか」と
聞いてくれたじいちゃん。



そんな祖父の血が
私にも少し流れているということを、
とても誇らしく思う。



うーん、
やっぱりうまく書けなかったな。